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いーふくい 特派員:小梅
「日本にいるすべてのゾウを幸福にする」そんな大きな夢を抱いてゾウ使いの道を歩み始め、まるで急ぐように生きた少年のお話。
母親が書いた実話をもとに作られたヒューマンドラマです。
観る前から覚悟はしていましたが、やっぱり泣けました〜。
動物は反則ですわ。
何でしょう、決して感動場面でもないのに、ゾウさんの目がアップでスクリーンに映し出された時には胸の奥がきゅーっとなって目頭も熱ーくなって、まるで全てを見透かされてるような、尚且つ見守られているような、なんとも切ない不思議な気分になりました。
私はゾウという動物はもともと好きで、動物園に行ってもゾウの柵にしがみついてる時間はかなり長い方なんですね。
けどこの作品で初めて、ゾウに秘められた不思議な力、みたいなものを感じた気がします。
ところで、タイの洋服とか雑貨とかって、ゾウをモチーフに作られているものが多いですよね。
私もいくつか持っているのだけど、何故ゾウなのかということがこの作品でやっとわかりました。バカな私は、「タイはゾウ王国なんだなきっと」って単純に思っていたけど、深い意味があったんですねぇ。
知らない人は是非この作品を見てください。
なんだかゾウの話ばかりになっちゃいましたね。でもこの作品はゾウの魅力から始まるストーリーなんです。
皆さんにも是非その魅力に触れていただきたい。そしてその魅力に魅せられた少年が実在したことを知って欲しいと思います。
ストーリーを繰り広げる役者陣にも注目。
カンヌ受賞の柳楽優弥くんと名女優の名を馳せた常盤貴子さんの名演技には脱帽です。
この作品で、常盤さんは四人の子を持つ母親の役ですが、若い母親の気持ちの葛藤を見事に演じたと思います。 すごくかっこよかった。
あんな大きな子の母親役なんてピンとこなかったけど、友達のような、兄弟のような、母親っぽくない母親というのが、ある意味現代の母親のイメージに通じるとこがあって、共感できました。
柳楽くんは実際にゾウ使いの訓練を受け、タイ語でゾウとコミュニケーションをとれるようにまでなったそうです。気合充分で挑んだ作品です。
壮大な自然を舞台に、坂本龍一の音楽にのせて届けられる感動の大作。
是非劇場に足を運んで、大スクリーンで見てください。
笑いあり涙ありのこの作品は、きっと皆さんを優しい気持ちにさせてくれます。
ゾウの不思議な魅力に癒されてみませんか。
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