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拳が高くあがり、しゃがれた声がホールを切り裂いた。皆一斉に、そう壁にもたれてビールをすすってた奴でさえも、コンクリートに足をかき鳴らし、全身をドラムに預ける。ドライブの効いたギター音が鼓膜を震わす。黄色い声なんてどこからもきこえない。聞こえるのはケモノの雄たけびか、魂の叫びか、はたまた反抗の狼煙か。こんな社会クソくらえだ!世界が終わるまで、君を好きでいてやるから!世の中敵に回すように、愛を叫ぶように、彼らが壊したいのは社会か、音楽か、それとも…。
「僕らが歌いたいのは、底抜けに明るい歌とかじゃなくて、全然完璧とは遠いノイズが入ったものなんです。なんていうか、作りこんで作りこんで、隙間がないものなんかより穴があった方がずっと人間らしいじゃないですか」
【叫び】のTAKUJIは言う。
昔からの付き合いと一緒に始めたジェシ→メイビア。大学に入った頃からオリジナルをやろうと決め、ただ、ひたすらに走ってきた。彼らが歌うのは、シンプルで、直感的な感情だ。映画、小説、クラッシュ、燃える闘魂。自分の感情を揺さぶるものに影響を受け、彼らは走ってきた。今年で、彼らは結成2年になる。
「バンドは生ものだと思ってます。常に変わり続けていくし、もちろん腐っていくこともある。僕らは今はまだまだだけど、パンクロックっていうジャンルの中で、これから自分達のスタイルを確立したいってのはあります。ガタガタな線だけど、すごい人間味のあるリアス式海岸系みたいな感じの(笑)」
現在、大学に通いながら活動を続けるジェシ→メイビア。これからも、長く自分達のスタンスで音楽をやっていきたい、彼らはそう語る。
「これからもっと多くの人に共感してもらえるような音楽を作っていきたいですね。けど皆のウケを狙うんじゃなくて、自然に、そうなっていけばいいです。それとこの先のバンド活動の理想としては、たとえ仕事を持ったとしても時間をみつけてバンド活動を続けていきたいです。生活の中にバンドが存在する。そんな生活が理想ですね。バンドをやってるってことが重要なんです」
パンクロックという手段で、福井という地で、多くの人に音楽を届ける。彼らジェシ→メイビアのこれからに大いに注目していきたい。
いーふくいは「ジェシ→メイビア」を応援します!
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