彼らは呟くように言った。
「どんなバンドとも似たくない。自分たちだけと言える、オリジナルな音楽を目指したい」
60-70年代ロックをこよなく愛し、独自の路線をひたむきに走るロックな奴らがやってきた。彼らの名はthe cheese cracker。その強烈な存在感は、フォーマルな服装で固められた編集部を一瞬のうちにロック色に染めてしまった。なにも着飾らない。なにもごまかさない。わたしと彼らによる「おしゃべり」が、人影少なく静まりつつあるはさきビル4階※の片隅で始まった。
結成6年目となるthe cheese cracker。精力的にライブを重ね、現在世に出ている音源はアルバムが2枚。そして新しいアルバム「ゼアイズ」が11月に出るという。今まで作ってきた音楽、そして、もうすぐ私たちの手に届くであろう音源について彼らの思いを聞いてみた。
「今まで作ってきた2枚のアルバムは、その時々の最高の俺達を表現してます。次に出す3枚目もやっぱり、今の俺達の最高の一枚になってますね。今やりたいと思っていることを目いっぱい詰め込みましたし、一枚目、二枚目とは全然雰囲気の違う曲も入っています。これを聴いてから以前作った曲を聴くと、えっ、と思うかもしれない。けど、それだけ俺達も成長しているってことだし、まずは一度聴いてくれって感じですね」
彼らのロックが詰まった「ゼアイズ」。彼らのファンはもちろん、知らない人にも聞かせたくなるような音源になっているようだ。
成長を続けるthe cheese cracker。その彼らの一番「旬」な部分を味わえる一枚。これを聴けば、きっと彼らの姿が垣間見えるはずだ。そしてその姿をライブで確信に変えに行こう。いつだって彼らはロックしているし、いつだって前に向かって走っている。彼らの新たなる一歩がこのアルバム「ゼアイズ」から始まる。
いーふくいはthe cheese crackerを応援します!
※はさきビル4階――「いーふくい」編集部の住処