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手元に彼らの記念すべき1作目の音源がある。緻密に作りこまれたものだと容易に想像できるイントロが流れてくる。完成度が高いと言うか、しっかりとした作りですね、と私が言うと、
「これはまだ本当の僕達じゃないんですよ」
気恥ずかしい様子で彼らは笑顔を見せる。場が和んできたようだ。ウイスキーグラスのカランという音が聞こえそうな雰囲気の中、私とBel
Airの「おしゃべり」が始まった。
「僕達はお互い仕事を持っているし、他のバンドと違い音楽だけというわけにいきません。けどそれは音楽が片手間というわけじゃなくて、やるべきことをやった上で音楽活動をしていきたいんです。仕事も音楽も手を抜かない。それってなんかかっこいいじゃないですか」
仕事をしながら音楽活動を行っている2人はこう語ってくれた。音楽と仕事の両立。それには多くの苦労が伴う。仕事でレコーディングの暇も取れない日もあるだろう。新曲のインスピレーションがきた時には、まだ机の前ということもあるだろう。だが、それを乗り越えながら音楽活動するというのは確かに、かっこいい。
Bel Airは今年で3年目を迎える。来年の春には2枚目のアルバムを出す予定だ。一曲作るのに2、3ヶ月かかることもあると語ってくれた。
仕事もあるし、大変な作業なんでしょうね、という言葉に、
「そうかもしれません。でも、音楽を言い訳にはしたくないんです」
彼らの曲の奥の方が少しだけ見えた気がした。試行錯誤の末に作り出される新たなる音源。2人曰く「本当の僕達が詰まった作品になりそうです」
これからが楽しみなBel Air。最後に彼らが目指す音楽を教えてもらった。それは大人がゆっくりと酒でも飲みながら聞ける音楽。近い将来、福井でグラスを傾けているその瞬間に、あなたは目の前のリキュールというより、その空間を満たしているBel
Airに酔っているかもしれない。
いーふくいは「Bel Air」を応援します!
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