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月刊コピーライティング。復活!!のじり的
「?」と「!」が、まいにちまいにち アタマをぐるぐる。
広告づくりにいっぱい汗をかいてる、コピーライターたち。
でも でも。広告に[表われなかった]ところにこそ、
その仕事のホントの魅力がたっぷり詰まっているわけで。
フクイのコピーライターがおくる よもやま話。

vol15 03/12/25
コピーワークの可能性。

久しぶりに、社会人に向けてのコピーセミナーをやらせていただきました。
福井県デザインアカデミー主催のデザイン講座の一環で「コミュニケーション塾」というタイトルです。受講生の皆さんは、仕事を持ちながらの参加なので、その真剣さに脱帽。そして、ひと通り僕の作品紹介と、コピーの考え方、コピーの書き方の説明をした後ワークショップ開始。1時間で2000文字、テーマは「今ここにいる自分について」。

皆さん、予期していなかった中で、しかも1時間という制限つき。2000という文字数はなかなか手強かったはずです。ところが、賢く書こうとか、おもしろい文章を書こうとか、思う暇のない文章は荒削りでなんともかっこいい。武器はいろいろあるだろうに、なんで刀なの?の、キル・ビルみたいな切れ味でしたよ。素敵でとても感動しました。

なのに、そんなに素敵な言葉がちりばめられている2000文字を200文字にまとめていただくと、パワーダウンしてしまう。それは、課題として持ち帰らせてしまったから。無我夢中の2000文字に対して、うまく書こうという邪念が入ってしまったのかも知れません。待ったなしの「それ行け2000文字」に頭が反応して、話し言葉としての文字が出てきた。けれど、改めて指先からアウトしようとすると、これがなかなか出にくいのがコピーライトの難しさなんです。

僕はこのことを、<脳→口>と<脳→指>の距離の差って言ってるのですが。これがまた、キーボード(指先)、モニター(視覚)となると、話はまた別。または、タテ書き、ヨコ書きでも違う。タテヨコでは、同じテーマで文書を書かせても文体が違うという結果も出ている。

メールでいうと<サブジェクト+本文>が、<キャッチコピー+ボディ>なんだとずいぶん前に書きました。メールをやってる人なら誰でもわかる関係です。きっと、たった今も、無理して書いていない素敵なキャッチコピー+ボディが飛び交っているはずです。この辺が理解できれば誰でもコピーライター!なんて書くと僕は廃業してしまいますが。

そしてコピーの未来。今度は、ビジュアル、モーション、ムービー、テキスト、音声、といった複雑な組み合わせの時代が到来します。セミナーでの各先生たちも、そんな時代を予測しながら様々なオリジナル、ノウハウを惜しげもなく提供してくれている。

本当の自分の姿に気づいていないクリエイターはまだまだいるはず。セミナー等に挑発されて、今後ますます世間にデビューしていって欲しい。そして、そんな時代をコントロールするのは、やっぱり言葉だ。コミュニケーションの手段として、目的を持った言葉、コピーはますます重要になる。いつか、Web上で繰り広げられるであろう次世代のコラボレーションで、皆さんにお会いしたいと思います(いーふくいの皆さんよろしくお願いしますね)。

ではまた、いつか、皆さんの前に登場できることを楽しみに。
長い間、ありがとうございました。    <了>


次回は12月25日発行予定です。





のじり・まさあき
1958年生まれ 大阪芸術大学卒
福井を拠点に広告コピー制作、テレビ・ラジオ・平面など各種媒体制作ディレクションを手がける。


[the-baus.com]
野尻さん率いる「バウス」のオフィシャルウェブサイト


[cocoro.jindai.ac.jp]
野尻さんも制作に携わった「仁愛大学コミュニケーション学科」の
ココロ・プロジェクト

[cr-fukui.net]
野尻さんも出演中の福井クリエーターズ・ガイドCR


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